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ホームページをご覧くださっているみなさま、はじめまして。堀内恒夫です。


私は「野球」というスポーツを通じて人生の大半を生きてきました。そこから多くのことを学び、たくさんのかけがえのない仲間を得ることができ、チーム力の素晴らしさを知りました。高校卒業後すぐにプロ野球の世界に入り、若さを武器にがむしゃらに生きた時代もありましたし、歳と経験を重ね、野球を指導する立場に立たせていただいたり、近年では、野球界に恩返ししたい一心で政治の世界に飛び込んだりもしました。


そんな私も来年は古希を迎えます。最近、人生の集大成の時期にきたのではないかと自然と思うようになり、「今を精一杯生きる」ということの大切さを改めて肌で感じているところです。そんな思いの中、孫に野球を教える時間ができ、ふと、自分の経験や思いを伝えることの意義を見つめなおしました。私は4歳の頃、右手人差し指をうどん製麺機に挟まれ1cmほど切断するという大けがを負いました。当時は辛く痛ましい出来事でしたが、その変形した手が大きなドロップカーブを生み出すことになったのです。大けがが最大の武器に転ずるなんて、人生捨てたものじゃありません。そんなことを思い返していたら、伝えることの大切さと人はいくつになっても社会における役割があるように思えてきたのです。色々と歳のせいにしてはいけませんね。


現役時代、いいピッチングをして結果を出すことで自分を表現してきたせいか、文章で表現することは正直得意ではありません。でも今は、ありがたいことに自分の思いを直接世界中の人たちに伝えられる術があります。身の丈にあった方法で、自分の生きざまを伝えていくことができ、微力ながら、どこかの誰かの何かのお役にたつことが出来れば、そんな思いで発信していきたい、そしてそれが私の人生の集大成になったらいいなと思います。お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

       2017年4月吉日